
乗る機会はちょこちょこあったものの、オレンジの飛行機ってどうなんだろう・・・、という個人的な感情のために1度も乗ったことのなかった、アダムエアが存続の危機です。
大手投資会社バクティ・インベスタマ社の子会社がアダムエアへの投資を引き揚げたことが発端で、経営危機を迎えたアダムエア(正式名称はアダム・スカイコネクション社)。
その影響を受け、3月17日から大半の便の運航を取り止めにしました。
運輸省航空総局によると、リース会社が航空機を引き揚げるなどしたために、現在アダムエアに残った航空機はたった9機!!
インドネシア全土に52あった路線のうち40路線が運休に追い込まれてしまいました。
航空総局は、運航が平常に戻らない場合は、3月21日以内にもアダムエアの運航許可を取り消す可能性もあるとしているそうです。
アダムエアが拠点とするスカルノハッタ国際空港では、北スマトラ島のメダン空港、バリ島のデンパサール空港、西スマトラ島のパダン空港、東ジャワ島のスラバヤ空港、スマトラ島ブンクル県のブンクル空港の5カ所への便を除いて、全便が運休となってしまいました。
スカルノハッタ国際空港のアダムエアの事務所では17日、便の確認をしたり、チケットの払い戻しを受ける人で大混乱し、他にもメダンやジョグジャカルタなど各地の空港で同様の光景が見られました。
アダムエア社のアダム・スヘルマン社長は、
「航空機がある限り、運航を続ける!!」
と中々強気のコメント。
しかし、航空管理会社の第2アンカサプラ社は空港使用料などの約30億ルピア(約2千700億円)が未払いになっているとしてアダムエア所有の航空機をさらに5機差し押さえました。
運輸大臣は、「運航を休止する場合は、その旨を公表しなくてはならない。公表せずに運休するのなら、3月21日以内に運航許可を取り消すことになる」とまぁ、当たり前のことを警告し、さらに「アダムエアは、すでにチケットを購入している乗客に責任を持って対応してほしい」と注文をつけました。
アダムエアの資本金のうち約50%は、バクティ・インベスタマ社の子会社が出資していたのですが、安全性に改善がみられないことや経営が不透明で不正の可能性があることを理由に、投資を全額引き揚げる決定を既に下していました。
アダムエアは繊維工場や塩やセメントの販売で財を成した女性経営者サンドラ・アン氏が2003年に創業し、長男のアダム・スヘルマン氏を社長にしていました。
「徹底したコスト節約と厳しい規律」を基本方針に、航空自由化の波に乗り急成長したのですが、2007年1月には、スラウェシ沖の海中に墜落、102人の死者を出した墜落事故をはじめ、異常運航が頻発しており安全性が疑問視されていました。
【参考文献・じゃかるた新聞】
この事故の少し後の2007年2月21日にもスラバヤの空港で、強風の中強行着陸し、機体の中央部に亀裂が入り、尾翼部分が落ち込む事故がありました。
そういえば、今年の3月11日にもバタム空港で着陸の際にオーバーランし、乗客5人が負傷しましたわ。
アダムエアが事故をすると、思わず「あー、またかぁー」ってなため息がこぼれてしまいますし、アダムエアでジャカルタに出かける知り合いも、「目的地は天国だぜい!!」という中々笑えんギャグをかましていました・・・。
今回の一連のゴタゴタは上記の事故の遺族への保険金の支払いの遅延、支払いにより、お金がなくなってしまった・・・、など諸説あります。
ちなみにアダムエアのホームページからオンライン予約を試みたのですが、できませんでした。(乗らんけどね・・・)
どうなる、アダムエア!?
そしてどうなる、あの黄色とオレンジのユニフォームのCAたち??
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